1950年創業のフェリングは、2010年に創業60周年を迎えました。社員2人の小さな会社から始まった当社ですが、現在では製薬分野における強力な企業へと進化をとげ、グローバルで事業を展開しています。

フェリング・グローバル本社と共に新たな製造拠点がスイスのサンプレにオープンしました。同施設は、フェリングの固形剤の生産力を高めるとともに、当社の全製品の二次包装と流通を担います。

フェリングは、スイスのサンプレにおいて新たな最先端の多目的施設の建設に着手しました。これにより、引き続き同地域での社会貢献に取り組んでいきます。

1月1日、コペンハーゲンのオレスタッドに新たなフェリング国際センタービルが開業しました。著名な建築家ヘニング・ラーセンが設計したこの新しい20階建てのビルは、フェリングのランドマークとなる建物であり、スカンジナビア半島で最も高いオフィスビルの1つとなりました。

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フェリングは、2000年に TRACTOCILE®（atosiban）を発売しました。本剤は、フェリングの研究者たちが早産の治療薬として開発した新規化合物です。また、不妊治療薬MENOGON®（menotropin）のフォローアップ化合物であるMENOPUR®（menotropin）も発売されました。

フェリングの創始者であるフレデリック・ポールセン博士が88歳で死去しました。博士は晩年の17年間を妻のエバ・ポールセン博士とともに出身地のフェール島で過ごし、フリジア人や少数民族の問題に積極的に取り組みました。

フェリングは、小児における成長ホルモン分泌不全（GHD）と、ターナ―症候群の女児に対する治療薬として、ZOMACTON®（hGH）を発売しました。

フェリングは、東欧の若い小児内分泌科医を対象とした欧州小児内分泌学会（European Society for Paediatric Endocrinology：ESPE）のウィンタースクールの主要スポンサーとなりました。フェリングでは、このウィンタースクールの支援を続けており、意欲的な若い内分泌科医が一週間の「短期集中コース」で西欧や中欧の教授から現代内分泌学のあらゆる領域について指導を受けています。