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AMH

AMH(アンチミューラリアンホルモン)は、発育過程の卵胞にある顆粒膜細胞で作られ分泌されるホルモンです。AMH値を測ることによって、卵巣にある卵胞の数が多いか少ないか、おおよそ知ることができます。卵胞の数が多いと血液中のAMH値も高くなります。つまり、AMHは卵巣予備能(卵巣中に発育できる卵胞がどの程度残っているか)をある程度推測できるマーカーということができます。
AMHは月経周期の中ではさほど変化しないため、月経周期のどの時期に測定しても良いでしょう。AMHの平均値は、年齢が若いと高く、高齢になると低値になりますが、バラツキがあり個人差が大きいのが実状です。
AMHを測定した結果、「AMH値が低いと妊娠しにくいの?」と質問されることがありますが、実際には数値が低いというだけで妊娠しにくいわけではありません。妊娠は卵子の数ばかりでなく、卵子の質が大きく影響します。卵子の数が少なくても、質が良ければ妊娠は可能です。逆に、卵子の数が多くても質が悪ければなかなか妊娠できません。
AMH測定にあたっては、他のホルモン検査とは異なり保険が適用されませんので、少し費用がかかります(数千円程度)のでご留意ください。

AMH値と採卵数の関係

AMH値と採卵数の関係

浅田義正:産婦人科の実際 2012:61,1075-1079